阪神発
いつもの御影の駅前に、太鼓と鐘と掛け声が響く日

春が終わりに近づくころ、このあたりの空気が少し変わる。東灘区では、だんじりの季節が始まる。
同じエリアでも、場所によって動きが違うのが面白い。御影ではパレードのように見られて、本山ではいくつものだんじりが集まる。そして住吉では、宮入りで一番の盛り上がりになる。
毎年同じようで、少しずつ違う。日程も動きも、完全には決まっていない感じがする。だからなのか、「今年はどうなるんやろ」と思いながら見るのも、ひとつの楽しみ方なのかもしれない。気づいたら、街の中に音が響いている。そんなふうにして、季節が進んでいく。
同じだんじりでも、場所によって雰囲気が全然違うのが面白い。東灘区の中でも、本山や住吉は、少し勢いが強い感じがする。台数も多くて、それぞれの地区が前に出てくる。見ていると、「自分たちの祭り」という空気がそのまま伝わってくる。
一方で、御影は少し違う。すべての地区が揃って動くので、まとまりがあって、見せる意識が強い気がする。
同じエリアなのに、こんなに違うのは不思議だけど、もともと別の村や町だったと考えると、少し納得できる。

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